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1989年にスウェ−デンリーグに行き、その次にドイツのブンデスリーガ、そしてフランスリーグとヨーロッパの3大リーグを経験しました。この3つの国の卓球、3つのリ−グで感じたことをお話します。

 よく、「ドイツで3年間やって、その3年目でヨーロッパチャンピオンズリーグで優勝に貢献し、世界ランキングも最高位までいった。それなのになぜフランスリーグを選んだのか」と聞かれます。
 ぼくの中では、卓球が強くなることも大事だけど、それプラス、卓球を通じて何かを学ぶことも大事だと思っています。ぼくは卓球を通じていろいろ勉強したいし、それを卓球をやめたあとの自分の人生に生かしていきたい。だからドイツだけでなく、フランスという異国の地でいろいろな勉強をしたかったし、自分のレベルも落としたくなかった。
 ドイツでは、かなり試合数が多く、その中で精神的にプレッシャーをかけられます。マンネリ化するのは良くないし、新しい刺激があればリフレッシュして卓球に取り組めます。卓球に対してモチベーションを高めることができると思ってフランスに行くことを決めたわけです。
 ドイツは練習をガツガツやって、質よりも量をこなして良い結果を出すという考えを持っています。スウェーデンは練習の量ではなくて、質を重視して、質が良くなくては良い結果が出ないというのが彼らの考え方。練習量は多くないが、質という面では練習での集中力が高いです。
 ドイツの練習はスウェーデンほど集中力が高くないと思います。
 フランスは表情が豊かで、楽しむために練習をしています。悲壮感がないんですね。緊張感がないとも言えるけど、良い意味では、自分の好きな卓球を楽しみながら向上させようという考えがあります。ただそういう中でフランスは練習をかなりやってます。スウェーデンでは、集中力がなくなったら、「もうやめた」と練習をやめるけど、フランスやドイツはやる。ただ、ドイツは見ていると、やらされている部分があって、「ああ、今日も練習か」みたいな選手もいるけど、スウェーデンにはそういう選手はいませんでした。練習をやりたくなかったら(練習場に)来ない。ところが、フランスはとりあえず練習に来るけど、集中力がない時はないなりに、楽しみながらやっています。
 練習内容でも、ドイツはシステム練習が多い。スウェーデンとフランスは練習内容が似ていて、ラリーの途中からフリーになる練習が多いですね。



1989年 9月〜1990年 3月
 スウェーデンのプロリーグ
 「ファルケンベルグ」
 チームでプレー


1997年 8月〜1998年 4月
 ドイツブンデスリーガ2部
 「プリューダハオゼン」
 でプレー
「最高選手賞」を受賞


1998年 8月〜2000年 7月
 ドイツの1部プロリーグ
 「ボルシア・デュッセルドルフ」
 でプレー


2000年 8月〜2001年 5月
 フランスの1部プロリーグ
 セスタスでプレー


写真・資料協力=椛球王国
ヨーロッパ3大リーグの経験から
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