12月24日(月) 全日本選手権優勝の翌日

 昨日まで行われた全日本選手権では、6年ぶり3回目の優勝をすることができた。4月に行われた世界選手権以降、調子が今一つ上がらず、40ミリに対応するためのラバーやラケットを試行錯誤していた苦しい時期もあったので、優勝をすることはかなり厳しいと思った。10月の全日本社会人選手権優勝後に調子と自信を取り戻して、約1ヶ月前からこの大会に向けて調整をした。優勝をすることが出来た勝因はいくつかある。
 ここ4年間は海外でプレーをしていたので、全日本に向けての調整はできなかったが、今回はパーフェクトの調整ができた。大会期間中もマッサージに永井さん、練習パートナーに矢島(健勝苑)、そしてドクターの東先生とコーチに高島さんに来て頂いてもらい、万全の体制で試合をすることができた。やはり優勝をするには一人の力ではなかなかできない。試合の方も初戦から調子が良かったように思える。
 ダブルスは4回戦に1セットを落としただけで、5回戦以降はすべて3対0で勝つことができた。これには、自分自身ビックリしている。ダブルスの練習をほとんどしないが、今回は渋谷がバックのラバーをツブ高から表ソフトに変えたので、コンビネーションのチェックをするために日産自動車で4日間ほど練習をした。
 シングルスは、ベスト8まで順調に行き、準々決勝で大森(東京アート)と対戦して4対1で勝つことができた。大森はカット打ちが上手く、ボールにも威力があるので、もっと苦戦をすると思った。準決勝は倉嶋(協和発酵)。倉嶋は、5年ぐらい前からオリンピックや世界選手権の練習相手として、良く練習をしているので手の内はお互い分かりすぎている。試合の方は、3対1でリードをしたので、そのまま勝てると思った。しかし、ここから倉嶋が頑張りを見せて3対3になり、最終セットは2−0から2−7とリードをされた。この時には一瞬「やられた!」と思ったが、最後まで頑張らなくては応援をしてくれている方々に申し訳ないと思い、負けるまでは諦めてはいけないと思い直した。次のボールがエッジに入り、その次のボールがネットで入った。この2点で自分は息を吹き返して、倉嶋が弱気になっていることを感じとることがはっきりと分かったので、自分は強気で攻めた。その後、あれよあれよという間に9点連続でポイントをして4対3で勝つことができた。
 決勝は昨年と同じ偉関さん。10月に行われた全日本社会人選手権では勝っていたが、チャレンジするつもりで試合に望んだ。1対1で向かえた3セット目、9ー3でリードをしていたのにもかかわらず、このセットを落としてしまった。「また、逆転されてしまった」と思ったが、仕方がないと言い聞かせた。4セット目がこの試合の大きな山場となった。8ー10でリードをされていたが、ここから4点連取して12ー10でこのセットを取ることができた。もし、このセットを落としていたら負けていただろう。3対3になり、最終セットに望む前は、作戦はいくつかあったが、最終兵器は自分の「気合い」だった。出足からラッキーなポイントがあり、偉関さんの焦りを誘うことができた。5ー1でチェンジコートをして、そのまま11−7で勝利することができた。6年ぶりの優勝だったが、そのような感じはあまりしなかった。 昨日は、優勝をしてとても興奮していたが、今朝目を覚ますと、いつもの自分に戻っていた。自分は、過去の栄光に対しては、あまりこだわらない性格である。昨日は良くても、明日また負ければ、収入が減るのである。それがプロフェッショナルの宿命だと思う。自分のレベルを向上させるために「危機感」を持ってやらなければいけない。来年もまた勝てるように、今も自分のスタイルをどうしたら良いのか考えている。
 今夜はスポンサーである株式会社スヴェンソンの児玉社長のご招待で、ベイヒルトンで行われた「六本木男声合唱団」のクリスマスディナーショーを見に行くことになった。この六本木男声合唱団は、約90人の男性会員からなりたっている合唱団である。この合唱団には、民主党代表の鳩山由紀夫さんやソムリエの田崎真也さん、ダニエル・カールさん、辰巳琢郎さん、奥田瑛二さん、そして卓球界では有名な浅葉克巳さんなどの方が会員になっており、その中に児玉社長も入っていた。約2時間合唱団の歌が披露されたが、世界選手権大会のテーマソング「ネットを越えろ」が歌われる前に、自分と自分の嫁さん、そして福原愛ちゃんの3人がステージに上がって卓球を披露した。このようなパーティーの中で卓球をやるとは思わなかったが良い経験をしたと思う。明後日26日は、正月番組の収録が行われる。それが今年最後の仕事となる。

12月20日(木) 初戦
今日から自分の試合が始まった。ダブルスの4回戦で三木・田中(リコー)と対戦をして3対1で勝つことができた。初戦と言うことで、台やボールの弾み等をチェックしたが、今回は台の弾みが良いように感じた。明日はシングルスとダブルスが1試合ずつ行われる。11点ゲームになったので、気を抜かないように、そして常にチャレンジ精神を持って試合に望みたいと思う。

12月18日(火) 全日本選手権開幕
今日から全日本選手権が東京・綾瀬の東京武道館で始まる。全日本選手権に向けての調整は、ここ3,4年の中では一番しっかりとできた。体調も良いので、後はどれだけ試合に集中をすることができるかが問題だと思う。自分の試合は明後日の10時45分から始まる。自分を応援してくださるファンの方達の為にも優勝を目指して頑張りたい。ご声援の程よろしくお願いします。

12月8日(土) 大阪に戻る
日産での練習を終えて、大阪に戻って来た。全日本選手権に向けて最終段階に入り、来週は高島さんに練習を見てもらう。やはり、最終チェックは同じカットマンということで高島さんに限る。ここ2週間協和発酵、日産自動車で良い練習をさせてもらっているので、体も気持ちも上に向いている。全日本選手権まであと10日間。体調に気をつけて行きたいと思う。

12月1日(土) 卓球王国ウインタースクール
今日から12月。1年というのは早いもので、今年もあと残りわずかとなった。今は協和発酵に寝泊りをして練習に励んでいる。今週も協和発酵の選手を相手にいい練習ができた。来週火曜日まで協和で練習をして、水曜日からまた古巣の日産自動車で練習をする。

来年1月4日〜7日まで、毎年行われている卓球王国主催の「ウインタースクール」に招待されることとなった。今年は箱根で行われることもあって、温泉で休養をとりながら「ウインタースクール」の協力をさせてもらおうと安易(!!)な考えで引き受けた。自分は、大会に集中をしたいということで、講習会はあまり引き受けないが、箱根という場所に負けてしまった。この「ウインタースクール」に来てもらえれば、温泉に入りながら卓球ファンの方々と語り合うこともできるかもしれない。自分と「話しや卓球がしたい!」という方(そしてお金と時間のある方)は 卓球王国のホームページを見てお申し込み下さい!では箱根でお会いしましょう。
 
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