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エッセー
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    新しい夢の実現     (2003)
   卓球で生きてきた僕には、自分自身のプレーのほかにも夢がある。
 スポーツを通じて平和を訴えることができないか。国交がない国の選手が卓球台に向かい合うことができないか。全国の子どもたちが集まって、みんなで卓球の楽しさを満喫できないか……。
 そんな目標を必ず実現させたいと思っている。
 昨年、僕は会社をつくった。「チームマツシタ」というマネジメント会社で、資本金は1000万円。この小さな会社に、新しい夢を実現させる可能性がいっぱい詰まっている。
 進行中の企画もある。卓球から一歩離れたビジネスの世界は、自分にとっては新たな世界だ。企画のイメージを膨らませるのは簡単だが、現実のものにするには簡単ではない。
 例えばスポンサー探しにしても、いかに魅力あるイベントかをアピールしなければならない。交渉の場で、戦略がいかに大切かを学んでいる。代表取締役社長の僕には常に責任がついてまわる。しっかりやらなければ、と思う。
 周囲の人たちに恵まれて幸運だった、とも感じている。役員の一人は大学時代の友人で、すでに事業に成功をおさめている「実業家」だ。そんな彼の人脈に助けてもらう場面もしばしばある。
 僕は人との出会いを大切にしてきたと思っている。卓球と関係があってもなくても、出会いには何か縁があるものだ。
 知り合いになった人には、また会いたいと思う。その場限りの付き合いと、ないがしろにしたことがない。そんな心掛けが仕事の世界で生きている。
 実は今、進んでいる事業は、かなり大きなイベントだ。僕自身はそう自負している。やらなければならないことは多いが、自分の中では具体的なプランができている。
 卓球選手がここまでできるのか、と皆さんを驚かせることができれば、ビジネスマンとして僕は、一歩階段を上がることになる。
 
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